きれいな日本海
	ウチのお年寄りが海水浴をしたいとのことで、１泊で温泉＋ご馳走ということになった。 ８０才を越えて海で泳ぐという根性もすごいが、年に一回は海に浸からないと水虫等皮膚病ができるというのもウソくさい気がする。そして今回の部長の役目は運転手兼つきそいである。しかしせっかくだから海用のシュノーケル３点セットと山用のサブザックを持参して日本海の夏を堪能することにした。
	久しぶりにみる日本海はやはり綺麗である。さっそくアシビレ（フィン）、シュノーケルマスクを装着してシュノーケリングを楽しむ。陽光が浅い海底に反射して、ベラやハゲどもがウヨウヨしていた。それにしても海水温度が高い。潮のせいか温暖化のせいかわからないけど、昔は日本海の水は真夏でもそこそこ冷たくて、泳ぐ際には脚からすこしづつ身体を海に沈めていったもんだ。この日はまるで温水プールじゃ。
	宿泊した温泉旅館からの景色である。のどかな田園風景には似つかわしくない温泉旅館であるが、歴史は古いとのこと。この宿に松本清張が逗留していたそうで、その書斎が保存してあった。里山のみえる部屋からネタを考えていたらしいが、松本清張の強烈な風貌にそぐわない華奢だが綺麗な書斎であった。
	さて、海はさておき山へ登ろうと周りを見渡してみる。年寄りは海へほっとくとして。 標高５０ｍ程の山並みが海岸線に続いているので、どこぞに登山道がないか周囲を歩いてみよう。 当日の部長の格好はザック（雨具、懐中電灯、非常食←こんなもんいるか〜〜？）にサンダル、ステッキは海用バラソルの脚。 海岸線沿に歩くと漁港があったがテトラ積みの工事中でうるさい。その手前のちいさな祠がこの漁港の神様なのか。　　とにかく暑い〜〜〜〜〜。
	山側に道があったが神社への参道であった。誰もいな神社でいちおうお参りをして休憩。 神社の脇からおそらくこの超低山の縦走路であろう踏跡があったが、さすがにサンダルなので行くのはやめにした。すぐにヘビにかまれるか、きいろおおすずめばちに会っていたであろう。
	山腹からの展望はよくない。やはり海で泳いでいたほうがよかったかもしれない。（Ｔ.Ｔ） 　　　　　この場所、この海水浴場、泊まった温泉の名前、すべて覚えてない。 　　　　　なーんか脳細胞が死滅したまま過ごしたような小バカンスであった。